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インタビュー

中山国際法律事務所 中山 達樹 弁護士

事業所名:中山国際法律事務所
お名前:中山 達樹 弁護士
専門分野:国際取引一般、国際紛争解決、企業法務一般、プロスポーツ選手代理人業務、その他民事・刑事・家事一般

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全体の6-7割を国際案件が占める中山国際法律事務所。
英語を日常的に使用している法律事務所で、「T-4OO」はどのように役立っているのでしょうか。
今回は、代表弁護士である中山達樹氏に話をうかがいました。

国際案件に多く携わっているとうかがいましたが、「T-4OO」の精度はいかがでしょうか?

翻訳精度はほぼ申し分ないです。概要把握するうえにおいては、「T-4OO」で翻訳されたものをそのまま使用できることが多いです。内容を理解するという意味では、人の手がいらなくなったかなと感じました。 また、提出が必要な資料でも、チェックは必要ですが、翻訳されたものを少し修正すれば済むので、資料作成の際に大変助かっています。

ありがとうございます。「T-4OO」は2017年の11月末にバージョンアップして、精度が飛躍的にあがりました。特に、「法務」をはじめ、「金融」「IT」「医薬」「化学」に関しては、最大精度95%まであがっています。

なるほど、確かに法務知識がないと翻訳できない文書が、きちんと翻訳されていました。ほかの翻訳ソフトではここまで正確に訳されないので、非常に驚きました。

実は我々は翻訳会社から事業をスタートしているので、この言葉はどの分野で訳す、というノウハウをT-4OOに活かしています。翻訳する際に、法務系なのか、金融関係の書類なのかなど、どの分野に該当するか選択すれば、その分野の用語を優先して翻訳することができます。

もともとの蓄積があるからこそ、ということですね。

翻訳時間が1/5に短縮

翻訳精度に関しては申し分ないとのことでしたが、翻訳時間はいかがでしょうか?

和訳・英訳両方とも、1/5くらい時間が短縮されました。もともとは、弁護士個々人で翻訳を行っていましたが、母国語と比べるとどうしても時間がかかってしまいます。「T-4OO」導入により、今まで翻訳に2時間くらいかかってたものが、30分以内でできるようになりました。 仕事柄、海外の文献を読む機会が多いのですが、若いスタッフは,その時に「T-4OO」を利用しています。文献によっては、英語よりも和訳されたものを読むほうが早いので、翻訳だけでなく、リサーチ面においてもかなりの時間短縮につながっています。

海外の文献は、今まではどのように探されていたのでしょうか?

以前は、ある程度英語資料をそのまま読んで、必要な資料かどうか判断していました。けれど、「T-4OO」を利用することで、和訳したものを読むことができるので、短時間で資料の概要を把握することができるようになりました。「T-4OO」で和訳したもので概要を把握した後、必要であれば原文を読めばいいので、大変助かっています。 また、契約書を翻訳するときも、今までと比べると楽になりました。

契約書の翻訳はどのように楽になったのでしょうか?

今まで利用したことのある翻訳ソフトですと、いちいち内容をコピー&ペーストする必要がありましたが、「T-4OO」は、ファイルごと翻訳してファイルのまま出てくるので、すごく便利になりました。また、PDFファイルの契約書は、「T-4OO」でそのまま訳すことが多いですね。 それと、契約書の翻訳も早くできるようになったので、クライアント先とのやりとりもスムーズになりました。「いかにクラアント先に早く提出するか」ということが大切なので、翻訳作業が早くできるかということは重要です。 翻訳作業に10時間かかっていたところが1時間で済めば、契約書をそれだけ早くクライアント先へ提出することができます。契約書を早くクライアント先に提出すれば、それだけビジネスも早く進めることができます。そういう意味では、社会的意義も非常に大きいと思います。

法律文書ならではの問題は、カスタマイズ機能で対応

翻訳精度・時間ともにご評価いただき、ありがとうございます。ほかに、使いづらい部分や改善してほしい部分などがあればお話しいただけますか?

弊所の所属弁護士の話によると、同じ意味の単語を違う単語で訳されていることがあるようです。 たとえば日本語を英訳したときに、「期間」という単語が同じ文章で「ターム(term)」「ピリオド(period)」など、複数の単語に翻訳されてしまうことがありました。 法律的には、一つの定義に対し、一つの単語を使い続けなければなりませんので、同じ意味で違う単語を使うのは不都合なところがあります。 契約書で、「期間」の訳に「ターム(term)」と「ピリオド(period)」の2つの単語があてられるとします。通常の文書では、同じ「期間」という意味だとわかっても、法律文書だと「この"期間(term)"は、上の文章にある"期間(period)"と違う」と読み取られる可能性があります。誰が読んでも必ず、「この"期間"はこのことだ」となっている必要があるので、そこは改善点かなと思いました。

確かに、「T-4OO」は文章の前後を全部見て訳しているのではなく、センテンスごとに訳しているため、センテンスごとに「ターム(term)」「ピリオド(period)」など、違う単語で訳される場合がありますね。もし、「『期間』は『ターム(term)』と訳さなければならない」と必ず決まっているのであれば、「カスタマイズ機能」を使うことによって統一することができます。

カスタマイズ機能で訳が統一されるのであれば、かなり楽になりますね。今後はAIによって、翻訳だけでなく、ほかのさまざまな業務も効率化が図れるといいですね。

T-4OOはあらゆる翻訳シーンの効率化にお応えします

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